習い事の初動しようと考え始めた3歳児の保護者に向けて、人気の習い事、その理由、費用など役立つ情報をお伝えします。3歳児の習い事についての巷の近況を眺めながら我が子にふさわしい習い事を見つけていただければと思います。

3歳児の習い事でスポーツ系の習い事の割合が高い

学研の2017年3歳児の保護者400人を対象とした調査によると、3歳の23.2%が習い事をしていました。このデータは調査人数と調査年が異なりますがベネッセ、「いこーよ」等他のデータと照らし合わせても近い結果が出ていて3歳児で習い事をしているのは2割~3割というところです。

おそらく3歳児のパパママが同年齢の子が習い事をしているか思いめぐらしてみると「半分はやってないけど、昔と違ってそんなにレアじゃない」という感覚を反映しているのではないでしょうか?

その中で学研、ベネッセ、「いこーよ」のデータで3歳児の場合、半数以上がスポーツ系の習い事をしています。英会話やピアノなど臨界期が言われてきた習い事の合計より、水泳や体操などスポーツ系の合計の方が多くなっています。

2020年の「いこーよ」のデータによると、3歳児の63%が習い事は一つで、かけ持ちしている子はまだ少ないです。そのことから、スポーツ系に絞って習い事をさせている保護者が多いと言えます。

3歳児の習い事で保護者がスポーツ系を選ぶ理由

お受験の準備よりも3歳児の保護者がスポーツ系を選ぶようになった理由は、この時期の子供たちの発達に対する理解が深まり、知識を詰め込んだりするよりも、自主的に体を伸び伸び動かすような活動が運動神経はもちろん脳神経系の発達を促すという情報が一般化してきたからです。

ベネッセのデータで3歳児の親の8割近くが子供の自主性を重んじているという結果が出ています。子供のやりたいという気持ちを優先させると、臨界期が幼児期と言われる音楽系や外国語系の習い事は選ばれないのです。まず子供が自分でやりたいと思って出来るという目線から出発して、遊びと隣り合わせのスポーツ系が選ばれていると言えます。

他のベネッセのデータも理由に関係しています。3歳児の親だと「学校生活が楽しければ、成績にはこだわらない」という人が66.9%いますが、学校に入る前頃には56.4%に減少しています。さらにもう一つスポーツよりも勉強をして欲しいと思っている親は幼児全体だと2009年24.3%から2017年には37.5%と増えています。にも関わらず3歳児の親も含め幼児全体でスポーツ系の習い事をさせる人が多いという結果は運動することがその後の学習につながるということが理解されてきている裏付けとも言えます。

3歳児の習い事でスイミングが一番人気の理由

その中でもスイミングは一番人気です。先ほどの学研のデータだと3歳児では全習い事のうちの20%に上ります、ベネッセも同じです。幼児で考えればスイミングの不動の地位は長くバンダイの調査では調査開始以来1位をキープしているといいます。

3歳児のスイミング人口が多いためにその結果がさらなる結果を生み出してきたというのはあります。「兄姉がやってるから」とか2人のママ友から「ガラス越しに遠目で見てればいいから楽だよ」とかメリットを直接聞いたりと始める人は多いと言います。

この他にスイミングが3歳児の保護者に選ばれる2つの理由をあげておきます。

3歳児の初めての習い事に最適だから

本格的なアッスリート養成とかでもない限り、3歳児なら大抵週に1回行くのがやっとという所なので費用は5000円位~8000円が相場です。入会金も年少の場合より安いことが多いので、もし短期間で挫折してもそんなに大きな損害がないというハードルの低さは選ばれる理由の一つです。

3歳から習い事を始めて続けていくなら、必ず道具の買い替えは必要と思われます。それでも、スイミングで用意するものは帽子と水中メガネと水着くらいなので、そこのコストパフォーマンスも選ばれる理由です。

やる内容も始から「はい、クロールをやります」とかそういうのはなくて水に慣れるレベルからなので、怖がらないで同年代の子供たちと水の中で過ごせるなら遊びに行く感覚で3歳児でも始められるのも選ばれる理由です。

3歳児か4歳児で良い結果が出てくる

楽しんで通えたなら一年もしないうちに、子供の生活に劇的な変化が現れてきます。

一つは大人のいうことをきちんと聞けるようになります。水の中という特殊な場所でインストラクターというコーチングのプロに声掛けされて、言われたことを理解してその通りに体を動かすという練習をすることで、普段の生活でも親や先生の話をしっかり聞いて理解する力が確実に伸びて来ます。保育園や幼稚園でそれが難しい子だったとしたら先生に「変わりましたね!」と驚かれるでしょう。

もう一つは体が丈夫になるということです。冬などはプールで泳ぐなんて風邪をひきそうと始めは心配ですが、週に一回水の中で過ごす事を通して徐々に体が強くなります。

上手く泳げなくても例えば水の中でバタ足をするだけでも筋力は少しずつついて行きます。

またスイミングスクールのプールの温度は一年中泳ぐのにちょうどいい体温より少し低い30℃前後に保たれています。このため皮下の体温調整機能が高まり寒さに強くなり風邪を引きにくくなるのです。

水の中では深く呼吸をすることになるので呼吸器、心肺機能が強化されます。咳の風邪をひきにくくなるし、喘息の素養や咳の風邪をよくひく子なら治療効果が出てきます。

女子の3歳児にはダンスが人気


3歳の男女に人気の水泳ですが、女児に限って人気が上がっているのはダンスです。先ほどの学研のデータだと3歳児は女子が男子の3倍です。幼児というくくりではもっと男女差は顕著です。

同データでは男女を合わせた3歳児の全習い事の中でダンスの割合は1%と少ないものの、明らかに幼児の間では親世代と比べて激増しています。

中学校の授業で必修になり当たり前に「出来とかなきゃ」というスキルになりつつあるダンス。プログラミングは小学校から必須になるけど「3歳はさすがに無理でしょ」という話なので、3歳からできる習い事の地位は男女問わず向上しつつあります。

3歳児の習い事ダンスの費用

幼児全体になりますがベネッセのデータでダンスの月額平均は4500円となっています。コーチの知名度によって全然費用が違うようですが、ちょっと運動のために習わせるという目的なら3000円から高くて8000円くらいです。チケット制の場合もあり、休みがちな3歳児にはありがたいところです。

3歳児からダンスのスタートはどうなのか?

ダンスのジャンルは細かく分ければ少なくありません。HIP HOP,、ブレイクダンス、ストリートダンスの違いをはっきり分かっている保護者なら当然最初の習い事にダンスを選んでいるでしょう。ちょっとした運動からのスタートの場合HIP HOPは選ばれる上位であることは間違いありません。

HIP HOPなら一番早くて3歳児からという所です。不可能ではありませんがオムツはやはり躍るのに邪魔になってしまうので、とれていて欲しいことが一つの理由です。

HIP HOPは曲に合わせて体を動かす所は1~2歳児から習い事として成立するリトミックと同じです。でも、HIP HOPは3歳児からじゃないかというのは、振りつけとかステップといった動きをコーチや周りの子供と同じ様に合わせて躍り、それを記憶しなければならないというレッスン内容からです。2歳児では楽しんで出来ない場合が多いからです。

また、子供の動きを見ながら指導者が演奏するピアノに合わせて自由に体を動かすリトミックと違い、一曲という定のある流れで躍り続ける集中力も必要になります。そのためもちろん個人差はありますが、3歳児、4歳児でも特に男児は向かない子もいるでしょう。

男女問わず3歳児でもストレスを感じているようならもう少し遅れてのスタートを考えてもいいでしょう。HIP HOPダンスなら後々始めることでの間違いないデメリットの一つは羞恥心でしょう。ここは小学校に入ってからでも遅いとは言えません。なので長くダンスを楽しんで行くために焦らずスタート時期を見極めてあげることも必要と言えます。

まとめ

3歳児に習い事をと考えている保護者の方に役立つ情報をお伝えしました。面白い習い事で水泳とダンスが両方同時に出来るアーティスティックスイミング様の幼児からできる「ダンススイミング」というのもあるんですね!3歳児を含めた幼児に最適な習い事がこれからどんどん増えていくに違いありません。

・参考リンク
幼児白書Web版 学研教育総合研究所|学研
2020年 習い事調査 | 子供とお出かけ情報「いこーよ」
学校外教育活動に関する調査 2017
幼児の塾や習い事
「子どもの習い事に関する意識調査」結果

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