そもそも学資保険て何?
学資保険とは子供の教育費などに掛かるお金を補助することを目的とし、契約した保険料をきちんと支払うことによって、教育資金が必要になると予め設定した時期に給付金としてまとまったお金を受け取ることができる保険です。
簡単に言うと利率が良い積立貯金と同じ扱いだと個人的に解釈しました、いや全然違うと言う人もいるかと思いますが私的解釈です。
最初に個人的結論
入った方が良いかもねのレベル
色々とシュミレーションしましたが入った方が得だけど、絶対入らないとダメなわけではないですね。貯金することが苦手な人、将来子供にかかるお金に不安がある人、お金を増やす事にリスクをかけたくない人、には良いかもしれません。
もし入るのであれば払込免除特約がついた保険ですね、そもそも最近の保険は払込免除特約が1つのウリになっているので付いていない保険を見つける方が大変かと。
周りが学資保険を勧める理由
①銀行の積立預金をするより利率が良い
たぶんこれが一番の理由でしょう、どうせ貯めるならたくさんお金が増える方が良いと考えている人は多いと思います、実際に学資保険を選ぶ理由のトップが「返戻率(戻り率)が高いから選んだ」になっています。
例えば
大手学資保険会社で17歳の時に200万貰える保険で組んだ場合月々の支払いは9,320円になります。
これを現在の銀行の金利で計算すると、現在の大手銀行の金利は0.01%ですから毎月9,320円貯金した場合17年間で利息を含め1,902,493円になります(銀行金利では利息での利益はほとんどありません、利益は千円ちょっとです)。学資保険で積立した方が銀行に預けて貯めるよりも97,507円得をする計算になります。
17年で約10万です、、、個人的にはそこまで徳とは感じません、ちょっとした副業ですぐ回収できる金額ですから。
②貯金をするのが苦手な人ほど学資保険が良い
学資保険は中途解約すると確実に損をします、保険とはそんなもんです。学資保険をかけ解約すると損をするという意識を強く持つことによって中途解約する事を我慢すようになり、貯金が成功するという理屈です。
計画的に貯金が出来る人には必要ありませんね
③払込免除特約で万が一の時は支払いが免除される
最近の学資保険は基本的に払込免除特約が付いているようです、この特約は契約者が死亡または高度障害状態になった場合、貰える金額はそのままでその時からの保険料の支払いが免除されるしくみです。
唯一私が学資保険に入るメリットと思うものはこれ!学資保険に入るのであれば必携ではないでしょうか、保険の金額に差が無いのであれば特約が付いている保険を選ぶべきですね。
基本的に払込年数が短いほど返戻率は高い
どの保険もそうですが、払込期間が少ないほど戻ってくる金額は多く戻ってきます。ただ短い期間で支払いを完了するという事は月々の保険料が高くなるリスクがあります。戻ってくる金額が多いからと毎月の支払いを多くして、暮らしがきつくなってしまい中途解約した、なんて人もいます。そうなると確実に損をしてしまいます。
毎月支払う保険料は余裕をもって支払える料金にするのが良いと思います、高い返戻率に騙されてはいけません!返戻率が高い保険だと120%なんてのもありますが決まって払込期間は5年、もしくは10年に設定されていますね。
そんな短期間に払込出来るくらいならそもそも入らんわ!と言いたい(笑)
2017年現在、予定利率は最低
この予定利率ですが学資保険にも銀行の利息のようなものが存在するらしいです、実際にいくらという表示は無いのですが、支払う保険料と満期で貰える保険料に違いがでてくるのです。
学資保険に入るのが当たり前の時代の時では6%だったものが現在では1%だとも言われています、この予定利率が現在底値のようです、学資保険は入った時の固定利率になってしまうので、現在最低の利率でマイナスになる事はありませんが上がってから入る方が得になる場合もあります。
まぁこんなことを考えていたらきりが無いので、あまり気にする事はないと思いますが、なんだかやるせないですね。
人気のある学資保険で条件を指定して比較してみた
学資保険の加入条件を統一
大学入学資金、4年間の学費に使えるようなプラン
払込期間は学資年金開始まで
受取学資金総額 200万
ソニー生命「学資保険スクエア」
学資保険(無配当) Ⅲ 型 22 歳満期
月払保険料 8,480円
受取学資金総額 200万
払込保険料総額 1,831,680円
返戻率 約109.1%
17歳40万 18歳40万 19歳40万 20歳40万 22歳40万
(因みに17歳の時に一括で200万貰う場合、学資保険(無配当) Ⅱ 型のプランに変わり17歳までの払込期間で毎月の支払額は9,320円となり返戻率 約105.1%になる)
21歳が抜けているのが間違いのなのか仕様なのかはわかりません、ネットでのシュミレーションの結果です。たぶん間違いだと思う。
日本生命保険相互会社「ニッセイ保険学資」
ニッセイ学資保険 子供祝い金無し型
月払保険料 9,723円
受取学資金総額 210万
払込保険料総額 1,983,492円
返戻率 105.8% (支払額を年払いにすると106.5%)
17歳2月70万 18歳35万 19歳35万 20歳35万 21歳35万
JAこども共済
こども共済 学資金型 すてっぷ
月払保険料 9,118円
受取学資金総額 200万
払込保険料総額 1,860,072円
返戻率 107.5%
18歳2月40万 19歳40万 20歳40万 21歳40万 22歳40万
JPかんぽ生命「学資保険 はじめのかんぽ」
人気のあった郵便局の学資保険ですが2016年8月の保険料率の改定で元本割れすることになり、問題外となりました。
シュミレーションの結果
私の欲しい条件でシュミレーションした結果、ソニー生命の「学資保険スクエア」学資保険(無配当) Ⅲ 型が返戻率が一番良い結果になりました、ソニー生命は生命保険でもとても人気があり、お勧めする人が多いです。ライフプランナーとの面談が必要になりますが自分に合った保険プランを教えてくれるので一番最良の保険プランを作れます、プランの自由度が他の保険に比べて多いのも魅力ですね。
今回紹介した学資保険はすべて払込免除特約が付いています、返戻率だけでなく担当者の対応や実際に加入している人の口コミなんかも見てみると良いかもしれませんね。
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