2歳児は便秘になりやすい年齢と言われています。子供が便秘で困っているお母さんお父さんも多いようです、今回は2歳児に起こりやすい便秘の原因と解決方法を紹介したいと思います。
便秘の原因と解決法 親が子どもの便秘を見逃さないこと
まず自分の子供が便秘なのかを知る必要があります、2歳の子供は自分の便秘に気づく事ができません、なので親がしっかり子供の体調を把握しておく必要があります。
一般的に便秘になるには2つの段階がある
一段階
便が出せないので長時間大腸に留まり、大腸の生理的機能から水分だけが体に吸収され固い便だけが残る。そして、痛くて出せなくなる。
二段階
普通は便が大腸に下りてくると大腸が広がって便意が催されるのですが、便秘で大腸が広がったままになっているとその便意が麻痺してしまう。便意がないから便はそこに留まり続けることになります。
2歳児は自分の便秘に気づかない
2歳児でもこの流れは同じです。大人なら便意がなくても、もう3日も出てないから便秘かもしれないと自覚して自分で治す対処をしようとするのですが、2歳児はそれが出来ないので、親が気付いて解決方法を用意してあげる必要があります。
親が子供の便秘のサインに早めに気づくことが便秘を悪化させない最優先事項。定義としては週に3回しか出ないか、5日以上出ない場合が便秘です。
・5日以上便が出ていない場合
子どもが便をしたらカレンダーでもスマホのスケジュールでも必ず記録しておくようにしましょう。そうすれば「アレッ便秘かな?」と気づくことが出来て何らかのアクションを起こすことが出来ます。
便秘の原因と解決法 ①トイレトレーニングはほどほどに
2歳児が新たにスタートする生活習慣の一つがトイレでの排せつです。それに伴いトイレトレーニングをすることになるのですが、出ないのに頑張って出そうとする行為がストレスとなり便秘の原因になることがあります。
毎日トイレで便は出ているものの、出すときに頑張り過ぎて痛がることがあったり、小さいのがポロンポロン出て来たり、やたらベッタリしていた場合は健康なではなく、大腸に便がたまっている可能性があり便秘です。この場合は無理にトイレトレーニングをするのはやめしょう。トイレを失敗して親に怒られるんじゃないかというプレッシャーを抱えていて、それがストレスになっている可能性もあります。
トイレトレーニングをしばらくお休みさせ、子供のストレスを無くし便秘を改善させることが一番子供のためになります。
便秘の原因と解決法 ②食生活の改善
2歳児は子供によって好き嫌いが多い時期でもあります。色とか臭いの好みとか偏食になりがちなのです。好きな物ばかりを食べたがって強情になってしまったりもします。でも、この食生活の乱れは便秘の原因になることは明らかです。
この場合無理に嫌いな野菜とかを食べさせるのは難しいと思うので、せめて親が便を柔らかくする食べ物が何なのかを覚えていて、少しでも子ど口に出来るように努力しましょう。
便を柔らかくする栄養素は水に溶ける、水溶性食物繊維です。バナナには特に多く含まれているので、バナナが嫌いじゃないなら、ヨーグルトに入れて食べさせたりすれば最適ですね。他には海藻にも多く含まれているので、嫌いじゃなければ海苔なんかはそのまま食べられるのでおやつに取り入れてもいいでしょう。なめこが大丈夫ならみそ汁に入れればいいので簡単ですね。
・海藻
・なめこ
便秘の原因と解決法 なってしまった時のボディタッチの対策アレコレ
便秘になってしまった時、辛そうな時に直接体にさわってしてあげられる解決方法をご紹介します。
マッサージ
おへその周りに大腸があるので、その辺りを「の」の字にマッサージしてあげると良いでしょう。仰向けに寝かせて、親の手は自然に広げてゆっくりと「クルーン、クルーン」と優しく動かします。便がたまっている辺りを柔らかくしてあげるイメージでやります。
わき腹を指先で軽く押さえて、体全体を細かくゆらしてあげるのもいいでしょう。大腸がリラックスしてスーとガスが抜けて行きます。
指圧
おへその周りの指圧も効果的です。片手でやります。仰向けに寝かせて「お腹を膨らませて」、「へこませて」と声をかけて、へこみ切る寸前にへその辺りを軽く押します。これを少しずらしながら、大腸を一周するようなイメージで一周します。大体4~5か所位です。
「お腹を膨らませて」、「へこませて」は言葉が理解できるなら「息を吸って」、「吐いて」の方が分かり易いかもしれないです。
便秘の原因と解決法 まとめ
2歳児の便秘対策について原因を見ながら考えて来ました。便秘をした経験がある人なら分かると思いますが大人でも本当につらいですよね。
決まった時間に食事や間食をして、日中は日にあたって適度に体を動かし、夜は決まった時間に眠る。毎日の生活リズムを整えてあげることは便秘にならないベストな対策です。
毎朝排便して、清々しいスッキリした気分をお子さんにも与えてあげられるのはお母さんお父さんに他ならないのです。
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